自衛官人権ホットライン

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2013年05月

下記の相談がありましたので、「苦情処理の申し立て」についての基本的考え方について説明しました。
ぜひ、参考にしてください。
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メールを大変ありがとうございます。

ご相談されている内容は、間違いなく陰湿な「いじめ」であろうと思います。最近、このようないじめなどの相談が多くなっています。
 

*自衛隊の法令の基づく正式な申し立て 

さて、こういう「いじめ」に対してどう対応すべきか、ということですが、上司に直接言っても改善されないときのために、ご存じでないかと思いますが「苦情処理の申し立て」というものがあります。これは、自衛隊の法令に基づくも唯一の救済処置の在り方で、法的に正式なものです。

 

申し立ては、お手元の防衛実務小六法か、服務小六法がありましたら、それを参考にして下さい。要は、あなたの部隊の長(例えば、陸自では連隊長、海自では艦長、空自では飛行隊長など)に直接、「これこれの不当な取扱いを受けている」と申し立てること、その場合、できるだけ「証拠」を添えること(例えば、書かれている一人居住の問題、具体的ないじめなどの問題を)です。
 

*部隊の責任者はうやむやに出来ない! 

要は、この申し立ては、法令に基づくものですから、申し立て自体をうやむやにはできない、隊員から申し立てがあったら、部隊の責任者は、必ず、正式な処理をしなければならず、かつ、申し立てたことをもって「不利益な取扱いをしてはならない」ということです。

したがって、いうまでもなく例えば「いじめ」などの関係者は、申し立てられたら「調査」(取り調べ)を受けます。ということは、仮にこの申し立てが「正しく判断」されなかったとしても、これ以降、いじめなどはほとんどなくなるでしょう。

 

何か分からないことがありましたら、ご連絡下さい。ただ、上の法令を良く読まれ、ご自分で勉強されて、申し立てを行うことが重要です。おそらく、メールを読みますと、あなた自身は、そのような不利益に対して、充分に対応できる力があると思います。では、勇気を出してやってみて下さい。

*参考「苦情の処理に関する訓令」

第1条 隊員は、自衛隊において自己の受けた取扱いが不法又は不当であると考えるときは、上官にその旨を申し出て不法又は不当な取扱いの是正その他の苦情の救済を求めるほか、これに関して、この訓令の定めるところにより、苦情申立てを行なうことができる。 

第12条 苦情申立てを行なったことを理由として、隊員に対し不利益な取扱いをしてはならない。
 

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現役海自さま

いただいた携帯へメールをしたのですが、すべてエラーで戻ります。ですから、この掲示板でご連絡します。
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メールを大変ありがとうございます。
どういう病状かメールだけでは分かりませんが、大事なことはすぐに近くの精神科医で受診するということです。精神科医が見つからなければ「心療内科医」でもかまいません。心療内科医は、大抵の内科にはありますし、内科医は自分で判断できなければ、精神科医を紹介してくれます。
自衛官でも外出・休暇時には、医療保険証は持っているはずですから「急患」として一般の医院を受診することは問題ではありません。
とにかくすぐに受診してください。
また、結果もご連絡下されば、と思います。

自衛官人権ホットライン・小西

国の控訴断念を受けての弁護団声明

2013.4.12 命の雫弁護団 団長 佐藤博文

小野寺防衛大臣は、本日午前の記者会見で、3月29日札幌地裁が原告勝訴の判決を下した陸上自衛隊真駒内基地徒手格闘訓練死事件(平成22年(ワ)第2554号国家賠償請求事件)につき、控訴しないことを発表した。
遺族らは、判決後の4月4日、防衛大臣政務官・左藤章氏に面談し、①国は遺族の苦しみを真摯に受け止め控訴しないこと、②両親及び家族に対して謝罪すること、③再発防止に向けた取り組みを徹底するとともに、危険な徒手格闘訓練を即刻廃止して自衛隊員の人権を保障すること、を要請していた。
 これに対して、防衛大臣が、遺憾の意を表明して控訴断念を発表したことは当然である。
 しかし、両親や家族の心痛を考えるならば、両親及び家族に対する直接の謝罪(上記②)を行うことを強く求める。その中には、遺族の公務災害申請書類の開示請求に対して大部分を非開示にするなど、事故の真相隠蔽行為と取られても止むを得ない対応をしたことなどの弁明と謝罪も含むものである。
また、本件のような事故・事件を二度と起こさないために、上記③の実行を強く求めるものである。特に、本判決が、「旺盛な闘志をもって敵たる相手を殺傷する又は捕獲するための戦闘手段であり、その訓練には本来的に生命身体に対する一定の危険が内在」する徒手格闘訓練に対して、スポ-ツ事故や労災事故と同様の「安全配慮義務」が働くことを認めたことは非常に重要であり、国は、自衛隊員に関する徒手格闘を含む全ての訓練、業務について、自衛隊員の生命・身体の安全に万全を尽くすよう、改めて強く求めるものである。
以上

「命の雫」裁判確定で陸自幕僚長が遺族に謝罪

2013年04月16日

 「命の雫」裁判とは、陸上自衛隊真駒内基地における徒手格闘訓練中に死亡した自衛官・島袋英吉さんの遺族が、国を被告として提起した損害賠償請求事件である。同裁判については去る3月29日、札幌地裁で国に対して約6,500万円の支払いを命ずる判決があり、被告国は控訴せず、一審判決が確定した。

 昨日(4月15日)午後3時ごろ、防衛省から私の議員居室に一通の文書が届けられた。その文書には、「命の雫」裁判が確定したので、(1)賠償金を速やかに支払いができるよう弁護団と調整中、(2)本日夕方メドに陸自幕僚長他がご遺族に対する謝罪に伺う予定、であること等が記されていた。


4月16日付沖縄タイムス(左)と琉球新報

 4月16日付の地元二紙によると、君塚栄治陸上自衛隊幕僚長らが原告遺族宅を訪ね、仏前に焼香し、謝罪したようだ。
 私は、君塚幕僚長らが直接遺族宅を訪ね、謝罪したことは一定評価する。遺族の父・島袋勉さんも「きちんと謝罪してくれたことは良かった。少し肩の荷が下りた気がする」と語っている。(沖縄タイムス
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●2010年1月1日、以後、ご相談はE:mailだけになりました。緊急では電話相談もしますが、この機関を長期にわたって維持するため、なるべくE:mailの限定でお願いします(意見広告に明記する電話は、現在使用していません)。

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