自衛官人権ホットライン

自衛官の悩み事の相談! 現職・元自衛官を軸に運営されているサイトです。自衛官・家族の悩みごと相談は当ホットラインへ。上官および同僚によるいじめ、しごき、嫌がらせ、不当な退職の強要や退職の制限、その他理不尽な取り扱い・人権侵害、うつ状態など自衛隊員が抱える深刻な問題に経験豊富なスタッフがお応えします。 秘密厳守 ●Eメール hotlinejsdf@gmail.com ●ホットライン相談室 相談無料

2013年04月

ikenkokok

サマワ自衛官3

■自衛官と家族のみなさんへ 
 ――『米兵・自衛官人権ホットライン』発起人・賛同人・サポーターからの呼びかけ 
  
●この「ホットライン」は一過性ではなく、これからの10~20年を見据えて開設しました。   
 私たちは、自衛官とその家族のみなさんの悩み・不安・訴えに真剣に耳を傾け、一緒になって考え、共に解決の道を探っていきたいと思っています。 
 弁護士の方々にも法律上の協力をいただいている広範な市民運動であり、相談された自衛官とその家族のみなさんの秘密は厳守します。みなさんの生命・人権・生活問題、どのような悩みや訴えでもかまいません、安心してお気軽にご連絡ください。 
 匿名で構いません。相談される方が特定される所属・氏名は言う必要もありませんし、こちらからも聞きません。 
 この「ホットライン」は、一過性のものではありません。今後10~20年の長期的なものとして開設しました。今後10~20年にわたって、自衛官と家族のみなさんの生命・人権・生活の問題に取り組んでいきたいと思っています。 
  
●スタッフには、二〇年近くの自衛隊勤務経験者など、元自衛官がいます。 
 この「ホットライン」は、PKO派兵の時開設された「自衛官110番」の経験を引き継ぎ、より発展、充実させたものとして開設しました。 
 相談に耳を傾けるスタッフには、20年近くにおよぶ自衛隊勤務経験者をはじめ、数名の元自衛官がいます。自衛隊用語や隊内生活の細かなところにも対応できます。安心してみなさんの声をお寄せ下さい。 
 今後の問題として、カウンセラーや精神科医との連携も考え、検討しています。 
 みなさんの心の問題で、専門的なケアが必要であれば対応できるようにしたいと思っています。 

●運営は、ボランティア・スタッフで運営しています。寄付を募っています。どうぞよろしくお願いします。
 振込先 郵便振替/00120-7-563854 名義「人権ホットライン」

●2010年1月1日、以後、ご相談はE:mailだけになりました。緊急では電話相談もしますが、この機関を長期にわたって維持するため、なるべくE:mailの限定でお願いします(意見広告に明記する電話は、現在使用していません)。

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自衛隊そのトランスフォーメーション
―対テロ・ゲリラ・コマンドウ作戦への再編
 











 
小西 誠/著
出版元: 社会批評社  
四六判 240頁 並製
本体1800円+税
ISBN4-916117-70-0 C0036

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 はじめに
 
 本書は、タイトルに『自衛隊そのトランスフォーメーション』と名付けたように、自衛隊の今日の再編・変革の全容を描いたものだ。
 一九九〇年代の終わりから、特に、二〇〇四年の新防衛計画の大綱の制定、二〇〇五年の日米安保再編を契機に、現在、自衛隊は創設以来最大ともいうべき再編に突入している。この自衛隊再編は、新聞などで個々に、部分的には報道されている。しかし、その全容はほとんど見えない。
 本書において解明すべく努めたのは、この自衛隊大再編の全容だ。とりわけ筆者は、新『野外令』などの自衛隊の教範、幹部自衛官の主張を反映した自衛隊内の論文などを手がかりに、それを分析することにした。
 この大再編の中で進行しているのは、対テロ作戦、対ゲリラ・コマンドウ作戦、離島防衛作戦などへの、訓練・部隊の両面での再編成だ。陸上自衛隊では、冷戦時代の戦車・火砲などのおよそ四割を削減して、これらの再編成が動き出している。
 だが、この対テロ作戦、対ゲリラ・コマンドウ作戦などは、どのような目的を持つのか。どんな想定・戦略にもとづくのか。あるいは、北朝鮮脅威論・テロ脅威論とともに、今なぜ、中国脅威論が主張され始めたのか。これらについて、おそらく大半の国民は、大きなとまどいを感じているだろう。本書では、これらの一連のつながりの実態的分析に努めた。
 昨年一〇月、自民党の憲法改定案、日米安保再編報告が提出され、これを契機に日本の「安全保障政策」をめぐる議論が一段と高まっている。ここでは、今後の憲法と自衛隊、憲法と安保の関係をどうするのか、という議論がもっとも重要な論点となる。
 本書を『自衛隊そのトランスフォーメーション』と名付けたのは、自衛隊側からする変革だけでなく、私たち民衆が、主体的に自衛隊をどのように変革していくのか、という意味をも込めている。
 いずれにしても、ここ数年の憲法・自衛隊・安保をめぐる論議には、日本とアジア、世界の命運がかかっており、青年たちを含む国民的議論を高めていくことが非常に重要になるだろう。
本書がこのような国民的議論の始まりに、少しでも役立つことができれば幸いである。
                     二〇〇六年六月一五日
                                                     小西 誠
 
目   次
はじめに 2
第1章 自衛官たちの苦悩 9
  自衛官の家族からのメール 10
  自殺の原因を作り出すのは誰か? 14
  深刻化する自殺の増大 16
  メンタルヘルスの対策の欠陥 19
  ストレスフル化する自衛隊 23
  いじめ・暴力が横行する営内 26
  大再編の中でのストレス 33
  自衛官の犯罪の広がり 37
  軍事オンブズマン制度の導入 40
 
第2章 対テロ・ゲリラ・コマンドウ作戦 43
  国策映画『宣戦布告』 44
  改定された『野外令』 45
  間接侵略事態対処? 49
  「消却」処分を指示する新『野外令』 53
  「ゲリコマ」訓練の開始 55
  対ゲリラ・コマンドウへの部隊再編 58
 
第3章 再始動する治安出動態勢 63
  テロ・ゲリラ・コマンドウへの治安出動 64
  「暴動」対処から「治安侵害勢力」対処へ 66
  九・一一事件と対テロ作戦 70
  在日米軍基地の警護出動 73
  領域警備という新任務 80
  虚構のテロ脅威論 82
  在日イスラムの動向調査 87
 
第4章 南西重視戦略への転換 91
  米海兵隊との離島防衛訓練 92
  新『野外令』の離島防衛作戦 94
  「防衛警備計画」の漏洩? 97
  北方重視から南西重視へ 101
  新大綱下のトランスフォーメーション 107
  戦車など四割減の大再編 113
  緊急投入される中央即応集団 116
  今なぜ中国脅威論か? 119
 
第5章 新安保体制下の自衛隊 125
  アメリカの対中抑止戦略 126
  日米安保再編の「中間報告」 129
  弾道ミサイル防衛態勢 134
  発動される集団的自衛権 138
  発射基地を叩けと公言する制服組 141
  強権的な米軍基地の押しつけ 145
 
第6章 戦時態勢下の自衛隊 147
  確立された有事態勢 148
  国民保護法体制とは 151
  予定される捕虜収容所 156
  軍法会議と軍刑法 161
  殉職自衛官を靖国に? 166
  イラク派兵以後 171
 
第7章 憲法第九条の軍事論的意義 179
  自民党改憲案 180
  「平和基本法」は何をもたらすのか 183
  日本共産党の「自衛隊活用論」 188
  憲法九条の歴史的意義 192
  先進国での戦争の不可能性 194
  少子化社会の中の軍隊 197
  過渡期の自衛隊政策 202
 
関連資料 「防衛力の在り方検討会議」のまとめ 205
     治安出動の際における治安の維持に関する協定 235
 
://www.alpha-net.ne.jp/users2/shakai/top/70-0.htm

★米兵・自衛官人権ホットライン発起人(あいうえお順)
○相沢好則(上智大学名誉教授)○安次富浩(沖縄・反戦地主会北部ブロック)○雨宮新(柏市民)○新井吉生(市民)○新垣重雄(沖縄・政党役員)○いいだもも(元自衛官一一〇番代表)○生田あい(名護サポーター)○石橋行受(日本山妙法寺僧侶)○伊藤完爾(写真の会パトローネ)○伊藤成彦(中央大名誉教授)○稲垣真美(作家・評論家・歌人)○井之川巨(詩人)○今川正美(元衆議院議員)○色川大吉(歴史家)○岩永達郎(元明治大学教員)○岩間宏文(わだつみ会会員)○上野仁(会社員)○上原成信(平和遺族会会員)○宇沢弘文(経済学者)○江原茂雄(元教員)○太田武二(命どぅ宝ネットワーク)○大野和興(軍役拒否百姓宣言)○大湾宗則○尾形憲(法政大学名誉教授)○奥平康弘(憲法研究者)○小田実(作家)○甲斐扶佐義(写真家・ほんやら洞)○片岡顕二(反戦自衛官)○鎌田慧(ルポライター)○鎌田實(日本チェルノブイリ連帯基金理事長)○亀田博(日韓良心的兵役拒否運動)○北野弘久(日本大学名誉教授)○金城実(彫刻家)○来栖宗孝(著述家)○小西誠(軍事・社会批評家)○小林孝輔(憲法研究者・法学博士)○小林義也○小森龍邦(部落解放同盟広島県連委員長)○坂手洋二(劇作家・演出家)○佐藤敏昭(三多摩労法センター代表)○佐藤備三(反戦自衛官)○三宮克巳(元府中市議)○柴田高好(東京経済大学名誉教授)○下里勝美(憲法を生かす会)○清水正徳(神戸大学名誉教授)○瀬戸内寂聴(僧侶・作家)○平良堀悦美(沖縄住民)○高橋正久(越谷市民情報センター)○ダグラス・ラミス(沖縄・政治学者)○武建一(全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部委員長)○立岡和子(「溯行」主宰)○知花昌一(沖縄読谷村議会議員)○槌田劭(京都精華大学教授)○鶴見俊輔(哲学者)○戸田ひさよし(全日本建設運輸連帯労働組合近畿地方本部執行委員長)○西尾市郎(沖縄・牧師)○野添憲治(作家)○野村勝時(一橋大学学生)○福地曠昭(沖縄人権協会理事長)○藤尾靖之(反戦自衛官)○松原博(新護憲神奈川代表)○水田洋(元名古屋自衛官一一〇番)○森井眞(歴史学者)○安川寿之輔(不戦兵士・市民の会理事)○山口洋子(沖縄市民)○山本圭一(牧師)○山領健二(大学教員)○矢山有作(憲法を暮らしに生かす美作の会)○室井健二(コム・未来運営委員)○好並隆司(岡山部落解放研究所)○脇浜義明(在兵庫・翻訳者) 他二名 
 以上発起人七三名(新たに発起人になられた方一二名を含む)
 
★賛同人およびサポーター・団体(敬称略)2004年6月3日現在(団体7・個人417名)
○阿笙子○相川晴彦○相沢一正○青木戍俊○青木みち子○青木裕一○芦沢正気○芦沢正見○天野幸子○雨宮春子○新井政義○荒木健次○池内了○石井達郎○石田甚太郎○石丸朗○泉本山次○板坂耀子○板橋悦子○市川宏○伊藤伝一○伊藤嘉昭○今井省三○今村和宏○岩井好子○岩淵達治○岩見千丈○上田恵弘○上野洋三○浦島悦子○占部弘○遠藤和子○遠丸立○扇谷智恵子○大塚晴子○大橋健三郎○大畑豊○岡稔彦○岡崎不二夫○岡田芙美子○小川泰子○小栗英信○恩田卓茂○片桐薫○門脇潔○金子なおか○鹿野政道○神坂玲子○神沢利子○神山菜水穂○亀山剣鶴巧○栢野礼子○川上哲○川那部浩哉○河合正修○菊池浩吉○きくちゆみ○きさらぎやよい○北孝夫○北田幸恵○木村光一○喜安朗○金野正晴○銀林浩○くにさだきみ○国本衛○熊岡路矢○甲田四郎○谺雄二○小林裕子○小林義朗○小宮山藍○小見山信子○子安宣邦○小山田幸郎○近藤和也○吾郷健二○呉東正彦○斎藤貴男○斉藤真○斎藤稔○斎藤竜太○斎藤燐○坂井千恵子○坂本俊六○佐川亜紀○﨏川宏子○笹井明子○佐治正明○寒川殖夫○澤田兪之介○柴岡泰光○渋谷直人○島あけみ○清水茂○釋正意○白木博也○末永英美子○杉山三枝○鈴木英二○関口澄子○背高女開西○曽我美和○染矢清亜○高榎堯○竹内啓一○竹内康人○竹林滋○田代靖子○田島弘巳○田所泉○田中徹二○田中真人○谷泰○田村澄子○槌田春美○塚田悦子○鶴見和子○徳永享子○都築忠七○富永誠治○道善兵一朗○直原弘道○中島忍○中谷俊一○中野菁子○中原玲子○中村和恵○中村マユミ○永島晴美○那須雅之○新居弥生○新倉三喜男○西尾漠○西川長夫○西方淳子○西谷修○西村一枝○西村太郎○根本三郎○野田正彰○野村彰○野村原樹○萩原恭二○幡鎌芳明○林薗男○林伸子○原口清○原崎敏○早見慶子○東栄蔵○樋口広明○秀村冠一○平子友長○福井眞佐汎○藤澤令夫○藤田敏夫○船山みちよ○古屋公人○星川淳○星野啓次郎○堀世紀子○堀場清子○本田都南夫○本田徹夫○本野義雄○増田勇○松居りゅうじ○松浦英俊○松下清雄○松下理香子○松野寛太郎○水原博子○宮淑子○宮田勝善○三輪正道○村井征子○村井敏邦○村上節○百瀬文雄○森田暁○森田留美○守屋順子○矢口以文○矢崎明子○康乗享子○安並真智○谷田見臣男○弥永健一○柳田耕一○柳父章○山尾幸久○山川龍次○山縣昌彦○山口啓二○山田英紀○山田羊子○山室達夫○山本直英○湯浅良之助○横湯園子○横山新○吉岡滋子○吉田明○芳本征雄○米田雅人○乱鬼龍○渡辺えり子○渡辺一衛○渡辺好庸○渡辺義明○和田忠彦○岩井忠熊○西巻糸子○矢口敦子○岸恵子○尾中和義○粟田正美○田中万代○山河進○青木茂和○本田まり子
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秘密厳守 ●Eメールshakai.mokoto@gmail.com ●ホットライン相談室 相談無料

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 振込先 郵便振替/00120-7-563854 名義「人権ホットライン」

●2010年1月1日、以後、ご相談はE:mailだけになりました。緊急では電話相談もしますが、この機関を長期にわたって維持するため、なるべくE:mailの限定でお願いします(意見広告に明記する電話は、現在使用していません)。

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