自衛官人権ホットライン

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海上自衛隊パワハラゲンダイ執拗なパワハラを繰り返す海自・厚木基地の女性幹部自衛官●●●●とそれを擁護する同基地の司令部を弾劾する!

2015年3月11日 16:35

「自衛官人権ホットライン」事務局長の小西誠です。

 

*この事件は、パワハラ加害者が被害者を「告発する」という「スラップ訴訟」だ!

 

まず、結論から。

●海自厚木基地の女性幹部自衛官による、職務を利用した部下の女性自衛官、複数への度重なる、執拗なパワハラ事件に対して、神奈川県警座間警察署はこの加害幹部自衛官の告訴をもとに、先日から一人に対し家宅捜索と取り調べ、他の一人に対し任意の取り調べを強行しています(パワハラ加害者による、「名誉毀損の訴え」というとんでもない事件です。なお、パワハラの被害者は、同基地の女性管制官らで、加害者はその上官です)。

 

●つまり、パワハラの加害者が、パワハラ被害者(複数)に対し、告訴し、警察がこれを追認するという、典型的な「スラップ訴訟」(個人・市民・被害者に対して、恫喝・発言封じなどの威圧的、恫喝的あるいは報復的な目的で起こす事件)です。

 

海上自衛隊厚木基地司令部は、このパワハラ女性幹部を徹底して擁護。しかし、この厚木のパワハラ被害から逃れるため、横須賀に避難・転勤させられたパワハラ被害者の一人については、海自横須賀総監部が、そのパワハラ被害を認め、パワハラ被害者の方を擁護するという状況にあります。しかし、座間警察による任意の取り調べを強行)。

 

●この海自厚木基地のパワハラ事件は、この間の海自を巡るパワハラの多発が、まったく何の解決もしていない(たちかぜ事件など)どころか、ますます広がっていることを示しています。このパワハラ事件でも、被害者達には自殺未遂や精神的圧迫による自宅療養をする状況まで起きています。

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*事件の経過

1、2014年5月「自衛官人権ホットライン相談室」http://gi-heisi.doorblog.jp/に、厚木基地の女性自衛官が、その上官の女性幹部自衛官によるパワハラ被害を書き込む。それは「一人は付き合ってる彼氏を別れさせようとしたり、もう一人は離婚させようとしたりと。自分の気に入らない隊員は、強制的に配置換えや転勤を強要」という、幹部としての職務を利用(内務指導という口実のもと)した執拗なパワハラであった。

この被害者女性自衛官の投稿を契機に、同基地の、同幹部から、同じようにパワハラ被害に遭っている女性自衛官の家族が、加害者・●●●●をある程度特定する形で、何度か投稿(なお、当ホットラインは、悪質ないじめ・パワハラを防止し、被害者を救済するため「根拠のあるパワハラなどの加害者」については、名指し、特定する形の投稿は許容)。

 

2、これに対して、パワハラ加害者側の「海自厚木基地隊●●●●」が、「この部隊内で、自衛官人権ホットラインに書き込みをした人間がいる。自分は絶対許さない」として、毎日のように女性自衛官たちに脅しをかけ、職務権限を利用して「面接」と称し取り調べを始める。そして、「投稿犯人」と見立てた女性自衛官らの職務を外すだけでなく、基地内での尾行を含めて、彼女たちの動向を逐一監視し、携帯を取りあげるなどの横暴を執拗に続ける。

このパワハラ加害者の行為を、厚木基地司令部は容認するばかりか、手を貸しているという状況(●●の夫は同基地の幹部)。なお、被害者の一人は、海自幕僚監部にこのパワハラ被害を訴えるが、同幕僚監部は被害者を現在に至るも放置している。 

 

3、こうして、毎日の執拗な面接や、毎朝の訓示にも、書き込み当事者が判明しないことに業を煮やし、昨年8月、加害者の幹部女性自衛官は、弁護士を立て、「自衛官人権ホットライン」の当該IPアドレスなどの開示を求め、またその一人の契約会社ソフトバンクに「発信者情報の開示」を求め、提訴。つづいて、もう一人に対しても同様の開示を求め、提訴。裁判所はその開示を認める判決を下す。

 

4、昨年の8~9月にかけて、この女性幹部は、神奈川県警に2人を告訴するが(当事者を特定できていない)、県警は「名誉毀損に当たらない」

としてこのときは告訴を受理しない。

 

5、しかし、裁判所のアドレスの開示を受け、座間警察は、厚木基地所属の女性自衛官家族に対して、「家宅捜索」と取り調べを強行、横須賀転勤の女性自衛官に対しても「任意の取り調べ」を強行。

また、この加害女性幹部自衛官は、弁護士を立ててパワハラ被害者の一人の家族に対し、「名誉毀損料100万円を支払え、謝罪せよ」という「通知書」を送付する(2015年3月6日付)

 

6、このパワハラの内容については、日刊ゲンダイの別掲の記事をご覧下さい。

重要なのは「自衛官人権ホットライン」相談室に書き込んで以降のパワハラが、一段とひどくなり、この女性幹部は、毎日のように職件を利用し、朝礼などで「絶対許さない、刑事告訴・民事告訴を含めて「犯人」を挙げる」と繰り返していたことです。この結果、パワハラ被害者の自殺未遂や精神的変調による自宅療養という状況に至っています。

 

7、現在、海上自衛隊だけでなく、自衛隊全体においてもパワハラが多発しており、被害者達は救済されることなく自殺や療養・退職に追い込まれています。自衛隊のパワハラが、これほど社会問題になりながらも、これはまったくなくなりません。その原因は、海幕・自衛隊首脳・防衛省の無策と放置です。この構造的欠陥と言える体質を糺すために、メディアをはじめとして、社会的な厳しい批判が求められています。「自衛官人権ホットライン」は、この自衛官たちの人権の救済のために活動を続けていく所存です。皆様のご支援とご協力をお願いします。

 

「自衛官人権ホットライン」

 

*「自衛官人権ホットライン」http://gi-heisi.doorblog.jp/

*「自衛官人権ホットライン相談室」http://8701.teacup.com/hotlines/bbs


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●AKB48と萌えキャラに騙されて入隊したが……そこは「24時間勤務態勢」の下、「雇い止め」「サービス残業」が横行する元祖「ブラック企業」だった!

 

●集団的自衛権行使の閣議決定を行った自衛隊の最高指揮官・安倍首相は、この自衛官たちの、本当の声を聞いたことがあるのか?

 

目次

はじめに    2

 

プロローグ

――インターネットで告発する自衛官たち    9

「ガムテープのミイラのような姿」の遺体    9

現職幹部自衛官がパワハラを告発    12

幹部自衛官の2人目の自殺を目撃    16

パワハラ副隊長には何のおとがめもなし    17

「自衛官人権ホットラインの相談室」へ告発    18

 

第1章 辞めたい、死にたい自衛隊    21

―― 「自衛官人権ホットライン」に届く自衛官たちの悲痛な声

パワハラが爆発的に蔓延する隊内    21

海自を始め全自衛隊に蔓延するパワハラ    27

自衛官家族からの訴えの増大    30

営内班にはびこるいじめと暴力    36

自殺に追い込まれる隊員たち    42

辞めたいのに辞めさせない!    49

セクハラは果たして減ったのか?    54

なぜ自衛隊でパワハラ・自殺は深刻なのか?    56

危惧する元自衛官たち    64

 

 第2章 AKB48と萌えキャラに騙されて入隊    67

―― かつては「地連」に騙されて入隊したが……

AKB48を使ったコマーシャル    67 

危機に瀕する自衛官募集    69

パワハラ・いじめ・暴力の横行     73

未だセクハラの蔓延する隊内    79

自衛隊は「大人の幼稚園」    83

プライバシーのない隊内生活と規律    86

人格が崩壊する自衛隊生活    92

「国営ブラック企業」と呼ばれ始めた!    98

幹部自衛官の苦言・提言    101

元自衛官たちの提言    104

マスメディアが甘やかす自衛隊    108

 

 第3章 自衛隊は元祖「ブラック企業」だった    110

―― 再任拒否・残業代拒否ばかりか訓練死―自殺が常態化

一般隊員は「契約社員」    110

残業代なしの24時間勤務態勢   114

仕事も生活も監獄並みの拘束      116

訓練・リンチによる死と殉職   120

自殺者の増大を放置する防衛省    124

イラク派兵と自殺者増大    130

自衛官だけに課せられた賭命義務    133

防衛省・自衛隊を訴える隊員家族ら    138

 

 第4章 田母神的トンデモ人格を造る自衛隊教育    147

―― 旧日本軍以来の訓育と精神教育による「洗脳」

自衛隊的「兵士」の造り方    147

兵士造りの要は「命令への絶対服従」    151

危機に瀕する防衛大学校    154

全校で保険金詐欺が横行する防大    157

はびこる防大のリンチ・いじめ事件    159

田母神ショウグンのトンデモ語録    163

「UFOが原発危機を救った」という防大出身幹部    168

「少年自衛官」たちの危機    172

不祥事=刑事犯罪が多発する自衛隊    177

 

 第5章 マスメディアが報じない自衛隊の実態    181

―― 繰り返される「脅威論」の虚構

中国の防空識別圏設定で無知をさらす国会とマスメディア    181

制服組主導の「尖閣」上陸作戦の秘密教範    187

シビリアン・コントロールの崩壊    192

「テロ脅威論」に屈服するマスメディア    196

「想定外」の自衛隊の原発災害出動    204

原発55基も抱えて「日本防衛!」は可能だったのか?    209

日米豪の集団的自衛権による日本の「砲艦外交」     214

 

結語 自衛隊はどうあるべきか?    219

資料 自衛官の懲戒処分者などの件数      226

 


はじめに


筆者が、多くの人々の協力で運営する「自衛官人権ホットライン」には、全国の部隊内から隊員たちの声が毎日のように届く。

ここ数年前までは、自衛隊を「辞めたいのに辞めさせてくれない」「辞めたくないのに強制的に辞めさせられる」という、退職慰留と退職強要に関する相談がほとんどだった。

 

ところが、ここ1~2年、届く声のほとんどは「上官からパワハラを受けている、誰も助けてくれない、もう死にたい」という、悲痛ともいえる叫びである。驚くべきは、この相談者の過半数が、幹部自衛官とその家族、あるいは、自衛官として10~20年以上勤めあげている、中堅の陸海空曹とその家族だということだ。

 

この事実は、最近マスメディアでも頻繁に報道されるようになった隊内のパワ

ハラなどが、氷山の一角でしかないことを示している。本書では、「自衛官人権ホットライン」に届いたこれらの声を、ありのままに(プライバシーに配慮しながら)伝えたいと思う。

それにしても、この全国の全ての部隊に蔓延するパワハラ・いじめ、そして自殺者の増大を、なぜ防衛省・自衛隊は放置しておくのか? なぜ解決できないのか? 読者も、多くの人々も、深い疑問を持つことだろう。

 

問題は、防衛省・自衛隊がこの構造的とも言えるほど隊内にはびこるパワハラ・いじめ・自殺などの背景と原因について、まったく理解していないということだ。それというのも、彼らにとっては根本的に理解不可能な事柄であり、したがって、防衛省サイドからの繰り返しの彌縫策もまったく効果がないのである。

 

本書では、この自衛隊のパワハラなどの構造的要因についても詳しく分析するが、ここには、戦後自衛隊が引き継いできた旧日本軍との深い関係が刻印されている。

政府・防衛省は、現在、集団的自衛権行使に関する自衛隊法などの改定を目論んでいるが、安倍首相を始めとする政府・自衛隊首脳は、この自衛隊内で深く進行している「隊員たちの深刻な危機」を、果たして認識しているのか?

この「平時」においてさえ進んでいる悲惨な事態は、一旦自衛隊員たちが、集団的自衛権の行使による命の危険に立たされたとき、爆発的に進むのは間違いない(アフガン・イラク帰還の米兵を見よ)。

 

結局、どんな美辞麗句を並べようが、集団的自衛権の行使という事態は、自衛隊員(日本の青年)と世界の人々を「殺し殺される」という現実に立たせることであり、当事者である自衛隊員の

真実の姿を知ることなしには一歩も進めることはできないのだ。本書をそのための参考にしていただきたいと思う。

2014年10月5日

                         著 者

自衛隊この国営ブラック企業ーウェブ版10

東京新聞に「自衛官人権ホットライン」が紹介されました。「自衛官のいのちを守る親(家族)の会」も発足!

2014年7月12日
「自衛官人権ホットライン」には、毎日のように、「辞めたい、死にたい」という自衛官たちの悲鳴が届きます。陸海空士の一般隊員だけではありません。自衛隊の中堅にあたる陸海空曹からも、幹部隊員からも届きます。この自衛隊内の悲惨な状況は、自衛隊が「戦争」に突き進むに従い、ますます加速するでしょう。東京新聞が提唱する「軍事オンブズマン制度」が必要とされます。

自衛官人権ホットライン

掲示板「自衛官人権ホットライン相談室」は、従来通り運営していますが、やはり公開された掲示板という関係上、
「なりすまし」などがあります。

当ホットラインとしても、本来、窓口は広く開けときたいと思っていますが、具体的なご相談は掲示板上では行っていません。ご相談がある方は、直接、当団体宛にメールをください。

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